2016年7月20日水曜日

ポタフェスに行ってきました。

色々見てきたよん



今回は2日間たっぷりと参加してきました~。
見るものが結構あったのと、オフ会的にいろんな方とお話出来て非常に有意義な2日間となりました。
ということで、写真と簡単な説明で振り返っていきます。



PLENUE BASE STATION


まずはトップ画像の製品から。
非常に美しい製品ですね。
機能としてはCOWON PLENUE Sのクレードルで、DACとしてXLR出力が可能となるようです。
電源はUSB給電で、接続時にはPLENUE Sの充電とデータ転送も可能とのこと。

サイドのスイッチでON/OFF/AUTOが選択でき、AUTO時にはPLENUE Sをセットした時に電源が入るそうです。
電源ONの時はVUメーターが光り、PLENUE Sがセットされている下側が間接的に照らされ、デザインとして非常に完成度の高い仕上がりだと思います。
本体はアルミの削りだしとのことで、持ってみると想像以上に重量がありました。
後ほどHPで確認すると3.6kgもあるそうです。
お値段は確か12万円程と聞いたような…受注後に制作にとりかかる完全受注生産とのことでした。
プロダクトとしての造りは非常に良く、個人的にはかなり購買欲をそそられました。
ただ、個人的にはPLENUEは1がデザインで一番好きなので、そちらの対応品が出たらいいな、という感じ。
PLENUE M2という新作もお披露目だったようですが、やはりデザインはPLENUE 1が一番良いと思います。
最近のDAPは、どこのメーカーもAKを意識しているのかアシンメトリーにしてみたり大きなC面を入れてみたりと個人的にはあまり好みではありません。

Echobox The Explorer

こちらも非常に面白いデザイン。
今までになかった、ウイスキーの携帯ボトルのようなデザイン。
キャップのような部分は押すことと回すことが可能で、電源のON/OFFやボリューム等の各種操作が出来ます。
当初はボディに革を巻いて製作していたようですが、熱を持つDAPでは革が膨張収縮してシワになってしまい、諦めて木材にたどり着いたとのこと。
木材は種類が選択でき、現状はメープル、マホガニー、竹が選択できるそうです。
手に持ってる写真の木材(黒檀?)は加工が難しいため今後生産は取りやめると言っていました。
お値段は国内販売が6万以下。作りはかなり丁寧で、所有欲は満たされる製品だと思います。
また、下のクレードルは別売りですが、お得なセット販売の物も出ると仰ってました。
製品の詳しいスペック等はメーカーHPで確認をお願いします。

THERMOS VECLOS

皆さんご存知の真空ステンレスボトルで有名なTHERMOSが手がけた小型デスクトップスピーカーがVECLOSです。
手のひらに載ってる金属のカットモデルがスピーカーのエンクロージャ部分ですので、非常に小型なことがお分かり頂けるかと思います。
このような完全にデスクトップ用途なサイズでもかなり元気に音が鳴っていました。
真空のステンレスエンクロージャにすることで「箱鳴り」を抑えるという設計思想を持っているようです。
考え方は非常に面白いですが、やはりこのサイズのスピーカーですから、低域は殆ど出ていない鳴り方をしていました。
ステンレスボトルで有名なTHERMOSが造っているというインパクトと真空瓶の応用という面白さはありますが、製品の印象としてはすこし安っぽい(実際高い製品ではないですが)クオリティというか、真空エンクロージャという謳い文句があるとはいえ変にボトルっぽいデザインに近づけずに、もっと室内に置いて格好がいい、インテリアとして使えるデザインになると良いな、と感じました。

XDuoo

中国のブランドであるXDuooの製品はどれもクオリティがなかなか高く、また小さい再生機器のラインナップが豊富で、中々見どころのあるブランドです。
今回はXQ-23というBluetoothレシーバーが非常に気になりました。
造りも非常によく、アルミの仕上げが大変美しいです。
また、電源を入れた時のイルミネーションが中々綺麗で、よく中国製品にありがちなビッカビカに光ってちょっと品のない感じギリギリ一歩手前でいい感じでした。
こういう小物の便利ガジェットは、オーディオマニアはあまり使わないかもしれませんが、一度使うとなんだかんだでやはり便利な方が音楽を聞くのも楽だし楽しくなるな、と個人的には思ってしまいます。

ONKYO 試作ヘッドホン

今回のポタフェスで聞いたヘッドホンの中で一番気になったヘッドホンはこちらです。
ONKYOの試作ヘッドホンで、名前はKiriとなるようです。
4月末に行われたフジヤエービック主催のヘッドホン祭にてお披露目されていたようですが、残念ながら私事で聴きに行くことは叶わず…。
今回ようやく試聴ができました。
個人的に音も中々好みで、どちらかと言うと暖色系な音で音場が広めに感じました。
少し付帯音的に低域のヌケの悪さというか耳にまとわりついてるような感覚があったように記憶してますが、全体的に見ると中々良かったと思います。
メーカーの方の話によると、完全に試作であるため現在はPioneerのSE-MASTER1をベースに使用してますが、最終的にはハウジングやアームなど外観はまるっきり別物になるということでした。
お値段は20万以上とのこと。
現状の音は中々好みだったので、構成するパーツがまるっきり変わるのは音の変化としてはどうですか?と質問した所、若干の変化はあるだろうが、方向性としては現在の試作機と同じ方向で音をまとめて行くというお話でした。
試作品でしたので桐のハウジングカップ等仕上げはまだまだ雑なものでしたが、製品化に向けて個人的にかなり期待大です。

SEIUN PRO X

ついにSEIUN PRO Xの動くモデルが出てきました。
これも、モックは春のヘッドホン祭に出品されていたらしいのですが、こちらも見に行けず。
ただ、春のヘッドホン祭のモックを見た方によるとそれから更に厚みが増したようです。
本体サイズとしてはかなり大きく、また厚みがかなりあります。
実際手に取ってみた感想としては、恐ろしく軽いです。果たして本当に中身が入ってるのか不安になるレベルです。
画面はかなり綺麗でした。どうもタブレット用のOSが使用されているらしいです。
出展者さんによると、先行のテスター用モデルを今月末に、量産モデルを来月末に出資者に発送したいとの事。
なんだかんだ予定は遅れてはいますが、格安の出資金(僕は$120の出資)でDSDネイティブ、DXDも対応、4Kも見れる、なんだかよくわからない超高性能DAPが手に入りそうです。
お値段のことを考えると全然不満はありませんが、品質という点ではやはり今ひとつな感じは否めません。ボディは一応アルミとのことでしたが、あんまりアルミの質感は感じられず、プラボディに塗装しただけのような印象です。スイッチ類のチリもあんまりあって無く、そこら辺はまぁ値段相応というか、ここにハイクオリティを求めるならもっとお金を出してちゃんとしたDAPを購入しましょうということになりますね。
とりあえず8月末に発送予定とのことなので、とっても楽しみに待っています。

SATOLEX

SATOLEXのヘッドホンも、しっかりと試聴できたのは今回が初でした。
お値段が15000円程であることを考えると、非常にコストパフォーマンはいいな、というのが率直な感想です。
特筆すべきような特徴というか、ここが凄い!という部分があるわけではないんですが、価格的にヘッドホンの初心者であったり普段使い用に勧められる無難な一台だと思いました。
僕は常々、現行モデルでDR150のようなオールマイティにいい感じのヘッドホンって最近ないなぁと思っていたのですが、このSATOLEX製品はそれに近い汎用性があると思います。
ちなみに写真3枚目のブラックモデルは試作品とのことで、現行モデルが上2枚のような派手な色であるため、シンプルな色が欲しいとの声が多数あり試作したとお聞きしました。
また、ハウジングの設計は同じで素材をアルミから削り出して作ったモデルも参考で展示していました。こちらは音も結構変わっており、個人的には好きな音でしたが、コストの問題で恐らく市販化することはないだろうとのこと。
確かに、音だけで見ると他のモデルとの差を考えたら値段が跳ね上がってしまうと売るのは厳しいかな、と感じました。
しかし作りは非常に精巧で、さすが日本のメーカーだなぁと嬉しくなりました。

CTMのブース

CIEM系のメーカーさんで、僕はイヤホン、特にCIEMはよくわからないので試聴もさらっとしかしませんでしたが、ブースデザインが非常に凝ってて、オシャレだなぁと思いましたので写真をバッシバシ撮って帰ってきました。
什器などはよーく見ると細部がガタガタというか、全然丁寧な作りじゃないんですが、全体で見渡すとそのセンスは最高にキマっていて、コレがアメリカの凄さなのか…とちょっと考えてしまうそんなブースでした。

Brise Audio


Briseさんの新作ケーブルです。
ヘッドホンの写真を撮るのを忘れてましたが、HD800に繋がっています。
ちょうどポタフェスの前にBriseさんの試聴貸出セットをお借りして、HD800でも聴き比べをしており、そんな中での新製品だったので違いが結構わかって面白かったです。
試聴セットの中ではマサムネが一番好みだったのですが、お値段が22万と高価な品です。
今回のポタフェスでの新製品はかなりお求めやすく3万くらいと聞きましたが、音としては確かに純正のHD800で個人的に不満な面が改善されてて、お安いのにちゃんと良くなってる!とコレはお買い得だと思いました。
ケーブルスライダーなどのおもてなし機能も新たに付いて、中々欲しくなってしまうケーブルでした。

その他写真をずらずらと

クラリオンさんの展示で痛ポルシェが

ハイエンドな面々

DAVE欲しいよDAVE

思ったよりミントグリーンでした


そんなわけで大体取った写真は以上です。
えー次回は、今回のポタフェスの旅でメインだったピザ活をご報告致します。
クワトロフォルマッジについて熱く語りましょう。


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Maira Gall